生活保護で申し込める賃貸保証会社は?公表資料で確認できた26社と必要書類
生活保護を受けていると賃貸保証会社の審査に申し込めないのか。国土交通省に登録された家賃債務保証業者のうち、公式サイトまで確認した109社を対象に、受付の可否と必要書類の記載を原文のまま整理しました。
最終更新:2026-09-03
このページは、各社が自分のサイトで公表している内容を、原文のまま並べたものです。 「どこなら通る」を当サイトが判定したものではありません。審査は各保証会社が個別に判断します。 また当サイトは宅地建物取引業者ではないため、物件のご紹介・ご契約は提携会社(宅地建物取引業者)が行います。
結論:公表資料で「受け付ける」と確認できたのは26社
国土交通省の登録家賃債務保証業者は122社あります。このうち当サイトが各社の公式サイト (下層ページ・よくある質問・申込書の様式・約款を含む)まで読んだのは109社です。 その109社のうち、生活保護を受けている方の申し込みを受け付ける旨を明記していたのが 26社、商品によって扱いが分かれるのが4社、 サイトを読んでも記載が見つからなかったのが79社でした。
残りの13社は、当サイトがまだ公式サイトまでの調査を終えていない会社です。 「受け付けていない」という意味ではありません。調査が済み次第このページの数字も変わります。
| 会社名 | 公表されている記載(原文) |
|---|---|
| 株式会社アドヴェント | サイトの説明文(メタディスクリプション)に「アドヴェント賃貸保証サービスは入居困難な身寄りの無い方・生活保護、無職、外国人等のご利用に役立ちます。」とあります。本文中に「生活保護」の語は確認できず。 |
| アーク株式会社 | 生活保護受給者については、本人を証明する書類の選択肢に「生活保護受給証」が挙げられています。 |
| 株式会社Casa | 「現在お仕事をされていない方もお申し込みいただけます。求職中の方、年金を受給されている方、生活保護を受けられている方など、幅広くお申し込みを受け付けております。」との記載があります。 |
| 賃住保証サービス株式会社 | 入居者様向けページの必要書類欄に「生活保護者 生活保護受給証、生活保護決定通知書」との記載があります。生活保護受給者の取扱いに関するその他の条件の記載は確認できず |
| 株式会社クレデンス | 生活保護受給者・年金受給者・無職の方について、よくあるご質問に「何らかの事情により現在仕事をされていない方、年金受給者、生活保護者、求職中の方でも申込可能です。」との記載があります。 |
| エルズサポート株式会社 | 生活保護受給者について「お申し込みいただけます。お申し込みの際は、3ヵ月以内発行の生活保護決定通知書もしくは1か月以内発行の生活保護受給証明書をご提出ください。」、年金受給者について「お申し込みいただけます。お申し込みの際は、年金収入証明書をご提出ください。」、就職活動中で定期収入がない方について「お申し込みいただけます。原則としてご契約いただけるのは定期的収入があり、適正に家賃のお支払いを続けられる方ですが、今後の収入見込みや預貯金等の状況により保証をお受けできる場合もございます。」、外国籍の方について「国籍を問わずお申し込みいただけます。お申し込みの際は、身分証明書として外国人登録証明書(在留カード)もしくは特別永住者証明書をご提出ください。」との記載があります。 |
| 株式会社エントランス | 保証プランに「生活保護受給者対象保証」が設けられ、「○保証限度額・・・12ヶ月(保証人なしの場合、緊急連絡先必須)」との記載があります。またよくある質問の「年金、生活保護を受給してますが申込みは可能ですか?」に対して「必要な書類をご提出頂きましてお申込みの受付けをさせて頂きます。」との記載があります |
| 株式会社エフアール信用保証 | 必要書類のページに、属性別の一覧の一項目として「生活保護受給者 保護認定通知書(住宅扶助付)」が掲載されています。また個人情報保護方針には、取得する個人情報として「保証契約締結可否の判断のため申込者等より知り得た生活保護受給理由(傷病歴等も含む)等の情報」が挙げられており、同方針では取得する情報に「個人情報保護法に定める『要配慮個人情報』」が含まれるとされています。 |
| 株式会社Gentle | 必要書類の一覧に生活保護受給者向けの行があり、生活保護の決定通知書等の提出が挙げられています |
| ほっと保証株式会社 | 生活保護受給者について「受給されている方、これから申請の方、どちらの方でもお申込みいただけます」との記載があります。 |
| ハウスリーブ株式会社 | 保証委託申込書の必要書類一覧に、生活保護受給者向けとして「保護決定通知書」、年金受給者向けとして「年金支払通知書」、無職の方向けとして「預貯金通帳(資金が確認できるページ)」が、それぞれ独立した申込者の区分として記載されています。 |
| 株式会社アイ・ギャラン | IG保証についてのページに「学生、単身者はもちろん、保証人の確保が難しい方、高齢者、年金受給者、生活保護受給者から外国籍の方まで様々な方がご利用可能です。」と記載されています。 |
| 株式会社いえらぶパートナーズ | 保証サービスの紹介ページに「生活保護受給の方など、国籍や年齢、職業といった立場の区別なく、賃貸物件への入居を申し込むすべての方が保証対象です」との記載があります。また必要書類の一覧に「生活保護受給者の方の場合」の行があり、「生活保護費受給書(受給証明書)」が挙げられています |
| 株式会社インシュアランス | 管理会社・不動産会社さま向けのよくあるご質問に「生活保護や無職、外国籍の方も審査申込みは可能ですか?」という設問があり、回答は「可能です。弊社所定の審査がございます。」です。必要書類ページにも「生活保護受給者 生活保護決定通知書、生活保護受給証明書等」との記載があります |
| ジェイクレディ株式会社 | 申込時の必要書類一覧に生活保護受給者向けの区分があり、「生活保護受給証/生活保護決定通知書/受給申請中は役所担当者とその連絡先」との記載があります |
| ナップ賃貸保証株式会社 | 生活保護受給者については、必要書類の様式に該当時の書類として「生活保護受給証明書の写し、または決定通知書の写し ※発行日より3ヶ月以内」と記載されています。 |
| 一般財団法人高齢者住宅財団 | 生活保護受給者について「ご利用いただけます。ただし、家賃債務保証委託申込書の提出時に生活保護決定通知書(写)を提出していただきます」と明記されています。 |
| 日本セーフティー株式会社 | 「生活保護受給者|生活保護決定通知書または証明書」「無職の方|預金通帳コピー」「年金受給者|年金源泉徴収票または預金通帳コピー」「居住サポート住宅申込者|居住安定援助賃貸住宅申告書、住宅セーフティネット法43条通知書」。 |
| ニッポンインシュア株式会社 | 生活保護受給者については、必要書類一覧に区分があり「生活保護開始決定通知書または受給証明書」の提出により申込可能と記載されています。 |
| 日商ギャランティー株式会社 | ご契約までの流れのページの必要書類欄に、本人確認書類に加え別途必要となる書類として「生活保護受給者 ・・・ 生活保護決定通知書(もしくは保護証明書)」と記載されています |
| 株式会社PーRent | お申込必要書類の一覧に属性ごとの行として「★生活保護の方・・・・受給証明書」との記載があります |
| レスト・ソリューション株式会社 | 属性別には、生活保護受給者は「保護決定通知書⼜は受給証明書を併せてお送りください。」、無職の場合は「当分のお家賃⽀払能⼒確認の為、審査時に預⾦通帳の写しをご依頼させていただく場合がございます。」、法人は「⼊居申込書と併せて商業登記簿謄本のご⽤意をお願いいたします。」、設立間もない法人は「審査中に事業計画書等をご依頼させていただく場合がございます。」、顔写真付き身分証明書がない場合は「住⺠票の写しをご⽤意ください。」と記載されています。 |
| 株式会社ルームバンクインシュア | 生活保護受給者については、必要書類の一覧に区分があり「生活保護決定通知書、生活保護受給証明書」の提出を求める記載があります。 |
| 株式会社スマイルサポート | 必要書類の一覧に生活保護受給者の区分があり、「生活保護受給証明書・生活保護決定通知書」の提出が挙げられています |
| 株式会社サポート365 | 必要書類の一覧に生活保護受給者の区分があり、「保護決定通知書」「受給証明書」の提出が挙げられています |
| 全保連株式会社 | 「生活保護を受給されている方またはこれから受給される方の申し込みはできますか。」→「申込できます。」/「年金受給のみの方でも申し込みできますか。」→「お申し込みは可能です。」/「無職の方でも申込はできますか。」→「申込いただけます。」/「申込時の年齢制限はありますか。」→「年齢制限はございません。」 |
各社の公式サイトから引用しています。引用元と確認日は、それぞれの会社のページに記載しています。
必要書類は「受給証明書」か「決定通知書」。期限は会社によって違う
書類の呼び方が会社ごとに違います。「生活保護受給証明書」「生活保護決定通知書」「生活保護開始決定通知書」 「保護決定通知書」「生活保護受給証」といった名称が使われていました。 さらに、発行からの期限を定めている会社があります。
| 会社名 | 書類と期限の記載 |
|---|---|
| アーク株式会社 | 本人を証明する書類として「運転免許証」「パスポート」「健康保険証又は資格確認書」「マイナンバーカード」「印鑑証明書」「学生証」「生活保護受給証」のいずれか一つ、外国籍の方は「在留カード」、法人は「登記簿謄本代表者の身分証明書(免許証等)」と記載されています。 |
| 株式会社Casa | 属性別の追加書類として、生活保護受給者は「生活保護受給証明書」または「生活保護受給決定通知書」、年金受給者は「年金受給書(給付金の記載があるもの)」、無職の方は「預貯金通帳」が挙げられています |
| 賃住保証サービス株式会社 | 「2.必要に応じてご提出いただく書類」には「生活保護者 生活保護受給証、生活保護決定通知書」との記載があります |
| エルズサポート株式会社 | 属性別には、生活保護受給者は「3ヵ月以内発行の生活保護決定通知書もしくは1か月以内発行の生活保護受給証明書」、年金受給者は「年金収入証明書」、外国籍の方は「外国人登録証明書(在留カード)もしくは特別永住者証明書」、未成年は「親権者(後見人)の同意書を提出していただく場合もございます。」とされています |
| 株式会社エントランス | 個人契約では本人確認書類として「運転免許証」「健康保険証」「パスポート」などのいずれか1点、そのほか生活保護受給者は「生活保護受給決定通知書」、無職の方は「失業保険受給資格証明証」または「預金残高証明書」、年金受給者は「年金受給証」、未成年者は「親権者同意書」、法人契約は「商業登記簿謄本(3ヶ月以内)」、連帯保証人は「印鑑証明書(3ヶ月以内)」が挙げられています。 |
| 株式会社エフアール信用保証 | 給与所得者は「原則不要(源泉徴収票・給与証明書をご提出していただければ審査はスムーズになります。)※電話での在籍確認はいたします。」、無職は「失業保険受給資格証明書」「預金通帳(最終残高から3ページ分)」「年金支払通知書または賃料を支払える根拠を示す書類」、生活保護受給者は「保護認定通知書(住宅扶助付)」、自営業者は「所得税の確定申告書(納税証明・所得証明)<原則>」等、法人は「決算書の法人税の確定申告書」「決算書の損益計算書」「履歴事項全部証明書」「代表者身分証明書」と記載されています。 |
| 株式会社Gentle | 個人は本人確認書類(免許証など)、外国籍の方は在留カード、生活保護受給者は決定通知書、無職の方は預金通帳など、年金受給者・学生・未成年者の親権者同意書といった属性ごとの書類が挙げられています。 |
| ほっと保証株式会社 | 未成年者は「親権者の同意があればお申込みいただけます」、生活保護受給者は「受給の確認できる書類」が必要とされています。 |
| ハウスリーブ株式会社 | 保証委託申込書に、本人確認書類は「運転免許証、印鑑証明書、健康保険証、パスポート、住基カード、外国人登録証明書、在留カード」のいずれか1点、所得証明書類は職業別に、給与所得者は「源泉徴収票」「給与明細」「預貯金通帳」、自営業者は「所得税の確定申告書」「課税証明書」「損益計算書」「貸借対照表」、法人は「法人税確定申告書」「商業登記簿謄本」「定款」等、年金受給者は「年金支払通知書」、生活保護者は「保護決定通知書」、無職の方は「預貯金通帳(資金が確認できるページ)」、内定者は「内定通知書」「預貯金通帳」と記載されています |
| 株式会社いえらぶパートナーズ | あわせて「審査状況により支払い根拠を示す書類(通帳の写し/内定通知書/生活保護受給決定通知書/確定申告書や決算書等)をご提出いただく場合がございます」との記載があります |
| 株式会社インシュアランス | さらに「ご契約時、必要に応じて追加提出いただく書類」として「未成年 親権者同意書(原本)」「年金受給者 年金証書、源泉徴収票等」「連帯保証人 印鑑証明(原本)」「生活保護受給者 生活保護決定通知書、生活保護受給証明書等」が表で示されています |
| ジェイクレディ株式会社 | 属性別に、学生は「学生証/合格通知/卒業証書のいづれか」、未成年は「法定代理人同意書(指定書式)」、生活保護受給者は「生活保護受給証/生活保護決定通知書/受給申請中は役所担当者とその連絡先」。 |
| ナップ賃貸保証株式会社 | 該当時の必要書類として、連帯保証人は「印鑑証明書写し、または身分証写し(運転免許証/マイナンバーカード/健康保険証)」、外国籍は「在留カード」、生活保護受給者は「生活保護受給証明書の写し、または決定通知書の写し ※発行日より3ヶ月以内」、学生は「学生証写し、または合格通知書写し(学割プラン利用時)」、未成年者は「親権者引き受け同意書原本」、現住居中の申込は「現賃貸借契約書の写し+入居者調査票」、その他は「弊社が必要と判断し、要請を実施した書類」とされています |
| 一般財団法人高齢者住宅財団 | 生活保護受給者については「家賃債務保証委託申込書の提出時に生活保護決定通知書(写)を提出していただきます」と明記されています |
| 日本セーフティー株式会社 | 加えて生活保護受給者/無職/年金受給者/未成年/入居中/外国籍/事業用/居住サポート住宅申込者の追加書類を一覧化 |
| ニッポンインシュア株式会社 | 追加書類として、外国籍の方は「在留カードの表裏面(在留資格・在留期限が確認できるもの)」、生活保護受給者は「生活保護開始決定通知書または受給証明書」、無職の方は「通帳コピーや残高証明書など」、内定者・転職者は「内定通知や採用通知」、学生は「学生証や合格通知書」と記載されています。 |
| 株式会社PーRent | 契約の流れのページに「・お申込必要書類」として、個人は「★日本国籍の方・・・・運転免許証、パスポート、健康保険証のいずれか1点」「★外国籍の方・・・・・在留カード、学生の方は学生証も1点必要」「★無職の方・・・・・・年金支払通知書等、賃料支払根拠となる書類」「★生活保護の方・・・・受給証明書」、法人は「会社案内、商業登記簿謄本、直近の決算書等が必要です。」と列挙され、「※未成年者の場合は親権者同意書が必要になります。」「※上記以外の書類が必要になる場合があります。」との注記があります |
| レスト・ソリューション株式会社 | 属性別には、生活保護受給者は「保護決定通知書⼜は受給証明書を併せてお送りください。」、無職の場合は「当分のお家賃⽀払能⼒確認の為、審査時に預⾦通帳の写しをご依頼させていただく場合がございます。」、法人は「⼊居申込書と併せて商業登記簿謄本のご⽤意をお願いいたします。」、設立間もない法人は「審査中に事業計画書等をご依頼させていただく場合がございます。」、顔写真付き身分証明書がない場合は「住⺠票の写しをご⽤意ください。」と記載されています。 |
| 株式会社ルームバンクインシュア | 「必要に応じてご用意いただく書類」として、給与所得者・自営業者は課税証明書・預金残高証明書、年金受給者は年金受給証明書、生活保護受給者は生活保護決定通知書・生活保護受給証明書、無職(アルバイト含)は預金残高証明書・失業保険受給証明書、未成年者は親権者同意書、学生は学生証・合格通知書・入学決定通知書、法人は商業登記簿謄本(全部事項)・法人税課税証明書が一覧で示されています |
| 株式会社スマイルサポート | 本人確認書類として「運転免許証(表裏両面)」「パスポート」「マイナンバーカード(表面のみ)」「在留カード(表裏両面)」「特別永住者証明書(表裏両面)」が列挙され、給与所得者は「源泉徴収票・納税証明書・通帳残高の写し」、生活保護受給者は「生活保護受給証明書・生活保護決定通知書」と記載されています |
| 株式会社サポート365 | 共通書類として「保証委託申込書」「個人情報に関する条項」、個人契約の本人確認書類として「運転免許証」「保険証」「パスポート」が挙げられ、さらに外国籍は「在留カードの表裏面」「登録原票記載事項証明書」、生活保護受給者は「保護決定通知書」「受給証明書」、無職は「通帳コピー」「失業手当受給証」「雇用保険被保険者証」「源泉徴収票」、内定者・転職者は「内定通知」「採用通知」、学生は「学生証」「合格通知書」と区分ごとに記載されています。 |
| 全保連株式会社 | 本人確認書類:運転免許証、パスポート、健康保険証、マイナンバーカード(表面)、生活保護受給に関する書類、在留カード(表裏両面)。必要に応じて、給与所得者/自営業者/年金受給者/生活保護受給者/無職/内定者・転職者/学生/店舗・事務所の別に追加書類の一覧を掲載 |
福祉事務所で証明書を出してもらうのに数日かかることがあります。 期限が「3か月以内」なのか「1か月以内」なのかで、取りに行く時期が変わります。 申し込む会社が決まったら、まずそこを確認してください。
同じ会社でも、商品によって扱いが正反対のことがある
「この会社なら大丈夫」という覚え方ができない例があります。株式会社ふれんず宅建保証は、 公式サイトで次のように書き分けています。
サポート保証は必要書類に「生活保護受給証明書」を掲載。一方まるまる保証は「※未成年・無職・年金・生活保護・外国籍の方は申込できません。」。高齢者に関する記載は確認できず
同じ会社の中で、一方の商品は生活保護受給証明書を必要書類に挙げ、 もう一方の商品は申し込みの対象外としています。 つまり見るべきなのは会社名ではなく、その物件で使われる商品名です。 株式会社ふれんず宅建保証のページに、確認した内容をそのまま載せています。
「これから申請する」段階でも申し込めると書いている会社
転居が先か、保護の決定が先かで困ることがあります。この点に触れている会社がありました。
生活保護受給者について「受給されている方、これから申請の方、どちらの方でもお申込みいただけます」との記載があります。
ほっと保証株式会社は、受給中の方と申請予定の方の両方を挙げています。 当サイトが確認した範囲で、申請前の段階に明示的に触れていたのはこの会社だけでした。
実際にどれくらい使われているのか
受付の可否だけでなく、契約件数を公表している会社もあります。 ジェイリース株式会社は、住宅確保要配慮者向けプランのページで契約中の件数を出しています。
同ページの契約実績として、2026年3月末日時点の契約中の件数が「生活保護 19,203件」「高齢者 54,683件」「外国籍 63,457件」「合計 137,343件」と記載されています。
生活保護を理由に一律で断られるわけではないことが、この数字からも読み取れます。 ただしこれは同社の契約中の件数であり、申し込みが承認される割合を示すものではありません。
住宅扶助の代理納付に触れている会社
住宅扶助を福祉事務所から貸主へ直接支払う「代理納付」という制度があります。 貸主にとっては家賃の入金が安定する仕組みですが、保証会社の商品でこの制度に言及しているところは多くありません。 当サイトが確認した範囲では株式会社イントラストのみでした。
生活保護については、2019年4月1日付のプレスリリースに「住宅扶助の『代理納付』制度と併用する家賃債務保証商品を開発し販売しております」「生活保護受給者に対して連帯保証人不要の入居案内が可能になります」との記載があります。
代理納付を使えるかどうかは自治体の判断になります。担当のケースワーカーにご確認ください。
公的な性格を持つ選択肢もある
一般財団法人高齢者住宅財団は、国土交通省の認定家賃債務保証業者で、 厚生大臣・建設大臣(当時)の許可により設立された財団法人です。 民間の保証会社の多くが保証料を公表していない中で、この財団は料率を全部出しています。
保証料率が「1年:22.5% 2年:35% 3年:47.5% 4年:60% 5年:72.5%」と明記されています。
対象となる世帯も制度として決まっており、連帯保証人については 「当制度の利用にあたり、連帯保証人の設定を求めることはありません」と明記されています。 詳しくは一般財団法人高齢者住宅財団のページをご覧ください。
属性で判断しないと明記している会社もある
生活保護という項目を個別に立てていない代わりに、属性そのものを審査の材料にしないと書いている会社があります。
属性一般については「※職業や国籍などによって判断することはございません」「属性に関わらず、すべてのお客さまに対し公平に審査を行っています。職業・年齢・国籍を問わず、どなたでもお申込みいただけます。」「連帯保証人は不要です。JIDは国籍・年齢・職業を問わず、様々な方がお申し込みいただけます。」との記載があります
日本賃貸保証株式会社の記載です。 同社は信用情報についても「他社とは違い、入居者さまの個人信用情報を外部の情報機関等へ提供することは一切しておりません」と公表しています。
いちばん大事なこと:保証会社は自分で選べない
ここまで会社ごとの違いを並べてきましたが、 どの保証会社を使うかを決めるのは、その物件を扱う不動産会社と貸主です。 入居する人が「この会社にしたい」と指定できることは、ほとんどありません。
ですので、現実的な進め方は次のようになります。
- 物件を探す前に、生活保護を受けていることを不動産会社に伝える
- 気になる物件が出たら、その物件で使う保証会社と商品名を聞く
- その会社が何を公表しているかを、当サイトの保証会社一覧で確認する
- 必要書類(受給証明書か決定通知書か、期限は何か)を先に福祉事務所で用意する
事情を隠して申し込むと、書類の不足や確認の電話でかえって時間がかかります。 先に伝えたほうが、扱いに慣れた不動産会社かどうかも早く分かります。
よくある質問
生活保護を受けていると賃貸保証会社に申し込めませんか。
申し込みを受け付けると公表している会社があります。当サイトが公式サイトまで確認した109社のうち、26社が受け付ける旨を明記していました。ただし審査の結果は各保証会社が個別に判断するもので、受け付けていることと承認されることは別です。
生活保護で賃貸保証会社に申し込むとき、どんな書類が必要ですか。
会社によって呼び方と有効期限が異なります。「生活保護受給証明書」「生活保護決定通知書」「生活保護開始決定通知書」「保護決定通知書」「生活保護受給証」といった名称が使われており、発行から3か月以内、1か月以内といった期限を定めている会社もあります。申し込む会社の様式で確認してください。
保証会社は自分で選べますか。
選べないことが一般的です。どの保証会社を使うかは、その物件を扱う不動産会社や貸主が指定します。そのため「生活保護を受け付ける会社を選ぶ」よりも、物件を扱う不動産会社に事情を先に伝えて、どの保証会社を使う物件なのかを確認するほうが早く進みます。
生活保護の住宅扶助を、福祉事務所から大家に直接払ってもらう方法はありますか。
住宅扶助の代理納付という制度があります。当サイトが確認した範囲では、この制度と併用する保証商品を開発したと公表している会社が1社ありました。制度を使えるかどうかはお住まいの自治体の判断になりますので、担当のケースワーカーにご確認ください。
この記事の数え方について
「26社」という数字が、何を数えたものかを書いておきます。 ここで26社に入れているのは、 必要書類の一覧に「生活保護受給者はこの書類を出してください」という行がある会社と、 受入について文章で書いている会社です。 生活保護の方に何を出してもらうかを書いているということは、申込みを受け付ける意思表示として読めるからです。
一方で、数えなかった会社があります。 本人確認書類の選択肢として「運転免許証、パスポート、……、生活保護受給者証明書」のように 証明書が並んでいるだけの会社です。これはその証明書を身分証として使えるという意味でしかなく、 生活保護受給者の申込みを受け付けるとは書いていません。 当サイトが確認した範囲では、次の2社がこれに当たります。
この2つを一緒に数えると社数が増えますが、実態と合いません。 受け付けないと書いてあるわけでもないので、気になる場合は不動産会社を通してご確認ください。
調べ方について
国土交通省の登録家賃債務保証業者一覧に 掲載されている122社すべての登録内容を確認したうえで、 そのうち109社については各社の公式サイト(商品ページ・よくある質問・申込書の様式・約款・個人情報の取扱い)まで読み、 記載を原文のまま記録しています。抽出やサンプリングはしていません。 読み取りの誤りを見つけられた場合はお問い合わせからお知らせください。 掲載されている各社からのご指摘も歓迎します。
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